トライリンガル目線での英語!子供の育て方 バイリンガル日記

国際結婚し長い海外生活を経た筆者の目線で、英語(多言語)や子育て、音楽を主なテーマとし、役立つ情報や社会への想いを綴るブログです

二重国籍の子供のパスポート更新!必要書類と申請場所ほか注意ポイント「誤情報」を避ける確認の仕方は??

国際結婚で子供が二重国籍だと、パスポートの更新は数年に一度の大きな行事となります。今までは海外で両方のパスポートを更新していたのですが、今年は日本で更新することになりました。

渡航するかにかかわらず、期限が迫ってきたらあとあと問題なく出入国するために更新は必須となります。期限が切れてしまうとかなり厄介です。

日本のパスポートは日本人の大人と同じように旅券センター、または地域によっては近くの役所などでも近年は更新できることになってます。

外国側のパスポートは、渡航しなくても日本にある各国の領事館で更新することができます。

国によって違いがあるため、各領事館にしっかり確認する必要があります。

その人の状況、時期によって変わることが多いので、情報は参考程度に、かならず直接確認するべきです。

大半の国は日本国内に領事館があります。

 

今回の記事では日本側のパスポート更新に必要な書類や発行までにかかる期間、注意事項、また、筆者の子供の外国パスポートにまつわるエピソードをまとめてみます。

外国のパスポート更新・・・たとえ日本の領事館であってもやはり一悶着あります。

 

そして、大切なことを調べていくうちに誤情報や勘違いの怖さにも気づきました。どうすれば本当に正確な情報を得られるのかについても書いていきます。

 

 

二重国籍

日本でのパスポート更新ができる場所

日本のパスポートを更新する場所は、日本国籍の大人がパスポートを更新する場所と同じです。以前は旅券センターでしたが、近年は役所などに変わっているケースも多いので、本籍地の自治体のホームページなどで確認する必要があります。

 

子供だから、二重国籍だからということで場所・更新方法・期間・などに違いはありませんでした。

 

今はコロナウイルスも流行っていてなるべく人の多いところは避けたいですが、子供のパスポートだけは絶対に更新しないといけません・・・

我が家の場合は家の近くの役所で更新できるので助かりました。

パスポートの更新(切り替え)に必要な書類は?

パスポートに必要な書類は・・・

○子供のパスポート(失効前)

○写真1枚(3.5×4.5)

○申請書 (当日記入すればよい)

○料金(12歳未満6000円、12歳以上11000円)

 △戸籍謄本(※前回と日本側の登録に変更がある場合のみ必要)

 

こうしてみると特に必要なものはありません。

戸籍も前回と内容に変わりがない場合には必要ありません。

 

パスポート


写真は白地を選ぶべき

日本のパスポート写真は白地のほかに青地も使われますが、外国パスポートの更新と同じ時期にする場合、白地を選んでおいた方が無難です。

国によって若干規定が違うため、両国のルールに沿った写真にしたほうがラクだからです。白地を可としている国のほうが多いと思いますが、いろんな国があるので必ず該当国のルールを確認してください。

 

写真館を利用する または写真の腕があればデータ送付でも

意外と忘れてしまいがちで難関なのが子供の写真です。

どんなに小さい子であっても写真は大人同様に審査されます。

小さい子の証明写真は特に難しいので、ボックス型の証明写真機ではかなり厳しいです。 ちゃんと写真館で撮ってもらうのが一番です。

写真の腕に自信があれば、データを利用してインターネット上で証明写真を作る方法もあります。

事前にデータを送って、規定に沿っているか確認してもらうこともできます。

 

 

写真をとるときは前髪を横でヘアピンでとめ、額・耳を全部出しておく

写真を撮りに行く前に前髪は横に流して横でピンで留め、耳も出してピンで留めておきます。

乳幼児だと普段はあまり髪型を気にしないことも多いですが、乳幼児でもちゃんと眉毛と額、耳が出ていないと写真がNGとなってしまいます。

乳幼児を連れて更新に行き、写真ではじかれるとかなり大変なので、髪を事前に留めることは最優先したい項目です。

タートルネックの服は避けて、白・黒以外の服が良い

首が多くかくれているとこれまたNGになる可能性があるため、首元のすっきりしたデザインを選ぶべきです。

子供なら普通のTシャツ(カットソー)やトレーナーなどが一番無難です。

白地で境界線が分からなくなってしまうため、白の服は避けてください。

黒や紺だと全体の印象が暗くなってしまうので、色つきのもので本人に似合うものがおすすめです。

 

イメージとしては長袖だとこんな感じで、首回りがすっきりしているものです。

 

こうして考えると寒い時期はとくに、着れる服が限られてしまいます。

デザインや気に入っているかどうかよりも、とにかくひっかからないことを優先して選ぶのが良いです。

 

パスポート更新の申請~受け取りまでの期間は?

パスポートの更新を申請してから受け取るまでの期間は、約6営業日~8営業日程度で、申請場所によって数日のずれがあります。

 

申請・受け取りともに本人(子供)と行く必要がある

一番押さえておきたい、大人の場合と違うポイントはコレです。

申請・受け取りの両方に、子供を連れて行く必要があります。

0歳の赤ちゃんであっても連れていく必要があります。

子供のパスポート申請で今までで一番大変だったのはコレです。

日本はこの点で厳しく、海外にある日本領事館で取得or更新する場合でも子供同伴は必須でした。

 

必要な書類等が全部揃っていても、本人(子供)を連れていかないと受理されませんので注意してください。

 

パスポート更新

外国側のパスポートが更新できる場所

 外国側のパスポートが更新できる場所は、在日本の各国領事館です。

タイミング良く渡航して更新すればよかったのですがウイルスの騒動もあり、国外への移動は控えるべく、国内で更新する方法を今回は選びました。

 

我が家の場合、母親が日本人(外国側からだと外国人)なので、日本で更新手続きをする場合はいろいろと不都合がでてきます・・・

領事館は平日昼間しか動いておらず、問い合わせできる時間もかなり短いので・・・

なるべく自力ですべて手続きしたいのですが、やはり一悶着ありました(笑)

 

書類などは国によって違うため割愛して、在日本領事館に問い合わせたときのエピソードを書いてみます。

 

問い合わせ

在日本領事館なので日本語で電話してみた

在日本の領事館なので、電話は最初は日本語も可な雰囲気でした。

最初は日本語で対応してくれていたので・・・嫌な予感はあるものの日本人なので試しに日本語で問い合わせてみます。

 

が、やはりいろいろと通じない・・・さらに、あまり話が通じていなそうな段階で私による更新手続きは不可と言われました・・・(!?)

 

そんなハズないことは分かっている状態で電話しています^^;

 

あのイライラが懐かしくもあり・・・最初から現地語でいくべし

これを言われた時点で即外国語に切り替えてみたところ、相手の態度が変わりました・・・海外生活のジレンマとイライラを思い出します・・・

言っていることが違います!!?

いろいろと立て続けに確認してみたところ、言い訳が出てきます・・・

最終的には「こういう事例がよくあるから勘違いしてしまいました。訂正します。」と・・・

ほかにもボロボロと詰めの甘い所が出てきます。

まぁよくあることなのですが・・・・なんというか・・・よく言えば懐かしい(笑)

公的な機関ですらこれです。いや、公的な機関だから余計そうなのかも?

 

しまいには、「○○語が上手で驚きました。ホントに全部わかってたんですね」ってあの~~~、

妙に子供扱い?良くできました的な、こういうのはあまり嬉しくない。

ホント強い心を持たないとやっていけません^^;

 そして現地語、強しです。英語よりも断然現地語を使って話を進めた方が何事も有利と感じます。

 

パスポート

いつ発行されるか分かりません宣言(笑)

申請後の発行はいつごろになるか問い合わせたところ、「いつ発行されるか分かりません」でした(笑)

そうくると思いました(笑)

またよみがえる懐かしさ?

期限には大分余裕があるので大丈夫ですが、これからの方はやはり数か月は余裕をもって更新、また、ギリギリな時期にパスポートが必要となる予定は入れないほうが安心と思います。

 

外国ならではの良さも?

イライラすることも多かったやりとりですが(笑)な外国ならではの良さもひとつだけありました。

それは

「書類さえ準備すれば、必ずしも子供同伴で更新に来なくても良い」点でした。

 

筆者がたまたまそうだったというだけで、国・状況によりますが、これは日本にはない良さなのかなぁと思いました。

日本はルール上、0歳の生まれたての子でも絶対同伴なんですよね。。。

 

 と、いうことで今回のパスポートの件で改めて国による差を大きく感じました。

 

パスポートの手続きを経て思ったこと

日本の公的機関・外国領事館の両方とやりとりして思ったのですが、何も分からない状態でただ問い合わせても、必要事項を全て把握できるわけではないのですよね。。。

 誤情報に惑わされない為には自ら先手を打っておく

事前に可能限り自力で調べておいて、それが正確なのか確認をしながら、さらに不明点をより明確にしていくスタンスでないと厳しいと思いました。

どちらとやりとりしたときも、自分が先手を切っていかないと、相手も分かっていないこともあります。しかるべき機関の人であっても、電話に出た人が必ずしも自分の知りたいことに詳しいとは限らないのです。

事実、かなり適当な案内もされます・・・

 

直接問い合わせていても、誤情報とまではいかなくても、紛らわしく、捉えようによっては間違って解釈してしまう案内をされることもあります。

誤情報

 溢れる情報に惑わされないで 

自ら直接確認していてもコレですから、巷に溢れているメディアの情報だとさらに勘違いは起きやすくなります。

事務手続きの件に限らず、あらゆる情報との付き合い方を考えさせられた一件でした。

 

なかでも注目されることを狙っている各種報道は、とくに正確性が低いと感じます。

月並みですが、発信している人(団体)・時期・目的・意図などを考えながら多方面の類似情報を処理していかないと惑わされてしまいます。

最近はウイルス騒動も重なり、情報に敏感になっているだけに、改めてしっかりしなければと思いました。