ピアニカ(ヤマハ)とメロディオン(スズキ)鍵盤ハーモニカの違いは音色!【雑学】
小学校のときに使った鍵盤ハーモニカ。ピアニカだったりメロディオンだったり、何と呼んでいましたか?地域や幼稚園・学校ごとに違いがあって、周りの人と話すと結構楽しいです。
今回はピアニカとメロディオンの違いは何?をテーマに、ちょっとマニアックな雑学記事を書いてみようと思います。
- 鍵盤ハーモニカの授業がなくなった
- ピアニカとメロディオンの違いはメーカー(作っている会社)
- それ以外の鍵盤ハーモニカとの違いは?
- 本題 ピアニカとメロディオンの一番の違いは音色
- 気になったのでスズキのメロディオンを調べてみた
- まとめ
鍵盤ハーモニカの授業がなくなった
子供が学校に置いてある鍵盤ハーモニカを持ち帰ってきました。当分、鍵盤ハーモニカやリコーダーを使った授業、歌は学校ではしないようです。
音楽の授業はもうあってないようなものですよね・・・
図工・体育の授業もかなり減っています。仕方ないですし当然の処置とは思いますが、なんとも切ない気分になります。
久しぶりに鍵盤ハーモニカを見た子供はプープーと弾き始めました・・・
押すだけでも正確な音程が出て、意外と凄い楽器ですね!
結構いい音がします。
学校で買ってくださいと連絡が来たとき、おもちゃ感覚だったけど意外とお値段するんだなぁと思い、どうせ買うならちゃんと選ぼうと、メーカーごとの比較をしました。
(学校はメーカーはこだわらないとのことでした)
思い出したので身近な鍵盤ハーモニカの違いの記事を書いてみようと思いました。
ピアニカとメロディオンの違いはメーカー(作っている会社)
当たり前のことですがピアニカとメロディオンの違いはメーカーです。
ヤマハはピアノメーカーで有名なあのヤマハですが、スズキのほうはヴァイオリンメーカー(名古屋 鈴木バイオリン)とは関係なく、別の会社です。
それ以外の鍵盤ハーモニカとの違いは?
誰もが知っているのがピアニカとメロディオンですが、インターネットにはもうちょっとお手頃価格の鍵盤ハーモニカも出回っています。
低価格のものと、割引されていても約5000円のピアニカやメロディオンは何が違うのか・・・
ひとことでいうと「調律」だと思います。
ピアニカもメロディオンも、本当に音程はすごく正確と思います。動画などでみても明らかです。
誰がどう鳴らしても正確な音が出るって結構すごいですよね
学校でみんな一斉に吹くことができるのはこういう作りだからこそでしょう。
調律が正確なのはやっぱり大事
外国製のキーボードや、おもちゃの楽器だと結構音程が変だったり、最初のチューニング(44○ヘルツ)がピアノやその他楽器とずれていたりします。
数ヘルツ単位の微妙なずれでも、明らかに違う音が同時に鳴ると結構気持ち悪いです。
とくに学校ではみんなと一緒に合わせたりするので、最初からずれている楽器は避けたいです。
低年齢の子供が変な音で覚えてしまうと大変ですしね。
パーツの手に入れやすさ
鍵盤ハーモニカのチューブや、くわえる部分など、もし壊れた時(壊した時)や、噛んでしまった時にも、ヤマハやスズキであれば比較的簡単に手に入れられます。
近くのホームセンターなんかでも売ってますし。
パーツが手に入らなくてまるごと買い替えるという心配はなさそうです。
本題 ピアニカとメロディオンの一番の違いは音色
ここからが本題ですが、私が思うピアニカとメロディオンの一番の違いは音色です。
ケースや色、デザインの多少の違いはありますが、どれも良く似た「鍵盤ハーモニカ」です。
ピアニカとメロディオンですが、明らかに音色が違います。
自分が昔使っていたのがピアニカ、子供が使っているのがメロディオンなので、違うことがよく分かります。
どちらも綺麗な音なので完全に好みの領域ですが・・・
気になる方はこれを観てください。子供が学校で使うイメージに近くて分かりやすいです。プロのような弾き方をしている動画は、息の使い方も上手すぎてかえって分かりにくいです。
春が来た ウクレレと鍵盤ハーモニカ ヤマハとスズキでやってみました コードとメロディ
ヤマハのほうは笛に近い感じの音がします。音の終わり方に特徴がある、ピアニカならではの音ですよね。私は昔ピアニカを使っていたので、すごく懐かしく感じます。
これはこれで良い音です。
個人的にはスズキの音のほうが好きです。
動画は録音なので分かりにくいですが、実際に生で聞くともっと大きな違いがあります。
ヤマハに比べるとすこしザラザラした音で、アルトサックスのような音がします。(※サックスとはもちろん違いますが性質が少し似ています)
動画でも明らかにヤマハとはトーンが違いますよね。
色が変わるような印象を受けます。
ノーマルなメロディオン MXA-32
メロディオンの一番ノーマルなものはこのMXA-32です。
くわえる部分がラクそう
子供に買うのをメロディオンにしようと思った理由のひとつに唄口の部分の形があります。
ヤマハの唄口の部分は改良はされているでしょうが、見た感じ昔自分が使ったものとほぼ同じ形でした。
小学生のころ、文化祭?などで結構長い時間ピアニカを吹く機会がありました。
授業の一環なので絶対にしなければいけないものです。
立って吹くときは白いチューブではなく、黒く差し込むタイプの唄口を使いますよね。
あれが長い時間吹くと結構疲れるんです。口が疲れる感覚は今でも覚えています。
たぶん、私だけじゃなくて多くの子供が感じていたと思います。
私はメロディオンを吹いたことはなかったのですが、くわえる部分のこの形を見た時、これはいいなぁと。
どんどん奥へ奥へ唄口をくわえてしまうと疲れるので、こういうくわえすぎない形はいいいなぁと思いました。
鍵盤ハーモニカ メロディオンMXA-32G/MXA-32P -鈴木楽器製作所-
気になったのでスズキのメロディオンを調べてみた
スズキのメロディオンを調べてみたところ、予想外にたくさんの種類がありました。
野外演奏などで使っている方も多そうです。
メロディオン アルト M-32C
ほんの少しだけランクアップしたメロディオンがこのM-32Cです。
割引されているショップで買えば価格の差はほとんどないですね。
通常のメロディオンも良い音がしますが、ちょっとランクが上がるだけでより木管楽器に近づいた音がしますね!
普通のメロディオンとそこまでかけ離れていませんので、これなら学校で使っても違和感がなさそうです(ケースの形も似ています。色は青)
🌸Review | Suzuki M32C | Japan Melodica
上手い人が吹くとこうなります。これはもう学用品というより楽器ですね!
メロディオン FA-32B FA-32P
鍵盤ハーモニカ メロディオンFA-32B/FA-32P -鈴木楽器製作所-
メロディオン M-37C (37鍵モデル)
ここから先は、子供が学校で使うことはなくても、音楽好きな大人の心をくすぐるちょっと本格的な面白いメロディオンです。
上で紹介したM-32Cの、鍵盤が少し増えたバージョンがこれです。
音域が少し広がるだけで、演奏できる曲はぐっと増えそうですね。
ケースが学校用っぽくないのもいいですね。
楽器のみためも、鍵盤ハーモニカというより、アコーディオンに近い雰囲気があります。 スズキはアコーディオンも作ってた会社なので、安心感がありますよね。 M-37C-plus というさらにハイスペックなモデルもあります。
もはや鍵盤ハーモニカとは言えない高級モデル W-37
スズキのメロディオンの最高峰は、木製のW-37です。 見た目からして鍵盤ハーモニカを超えていますね。
アンティークの雰囲気がある素敵なデザインです。
動画も探したらありました。上の情熱大陸の動画と同じ方でした。
観て楽しむ分にはとても素敵ですが、このW-37については実際に購入するケースはそんなに多くないのでは?とは思います。
価格が10万を超えており(約14万)、ほかに紹介したメロディオンとは桁が違います。
同じくらいの金額で、フルート、クラリネット、アルトサックスあたり、また電子ピアノや多機能キーボードなども手ごろなものなら購入できます。
鍵盤ハーモニカにこの金額を出すのか?と考えた時、動画のようなプロの方や、コレクターでもないかぎり、あまり機会はなさそうな気はします。
M-37Cあたりでも十分良い音がしますので、本格的な演奏もできそうだなと思いました。
まとめ
たかが子供の鍵盤ハーモニカですが、調べているうちに奥の深さを知ったのでまとめてみました。しばらくは学校の授業で使わないのは残念ですが、これを機会にお家で使ってみても楽しいかもしれません。
幼稚園で使っているところも多いので、3・4歳くらいからでも遊び感覚で取り入れられると思います。