トライリンガル目線での英語!子供の育て方 バイリンガル日記

国際結婚し長い海外生活を経た筆者の目線で、英語(多言語)や子育て、音楽を主なテーマとし、役立つ情報や社会への想いを綴るブログです

ポイントさえ押さえればクールなビジネス英語に!丁寧でスマートな英語を使おう

フランクなイメージもある英語ですが、日本の敬語にあたるような表現も、実は英語にもちゃんとあります。

友達に対して使う英語をそのままビジネスの場面で使ってしまっては、きわめて失礼にあたってしまいます。

それほど難しい英語を使わなくても、きちんとポイントを押さえるだけで大丈夫なので、今回はよくある失敗例を取り上げながらまとめていきます。

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ストレートに言うだけが英語じゃない

No, I can't. (できません)とは言わないほうが良いシーンもある

仕事の取引先や、教授や先生など、目上の立場にあたる人に何か頼まれたとします。

「明日までにこれを仕上げておいて欲しい」と言われた時、他の予定が詰まっていて無理と判断したとします。

あまりにもストレートに "No, I can't."と言ってしまうと、ぶっきらぼうな印象になってしまいます。

 

"Can you complete this by tomorrow?"(明日までにこれを仕上げられる?)

"I'm afraid not. "(申し訳ありませんが難しいです)

 

こういった具合に、丁寧にかつきっぱり断りたいときに使います。

 

I'm afraid not. を使うだけで、大切な相手に良い印象を与えられます。

 

Pleaseは押し付けがましく聞こえる

英語を学び始めたばかりの頃に多い失敗に、Pleaseの多様があります。

丁寧な言葉だと思われがちですが、実はPleaseをつけるだけだと押し付けがましい印象になってしまいます。

たとえば、会食のシーンでテーブルソルトを取ってほしいシーンとします。

" Pass me the solt,please,"(塩を取ってください)

だと、pleaseは着けていても、命令しているような雰囲気になってしまいます。

明らかに目下の人や、友達同士なら問題ないですが、フォーマルなシーンでは使わない方が無難です。

"Could you pass me the solt, please"(塩をとっていただけませんか?)

"Would you mind to pass me the solt?"(塩を取っていただいても構いませんか?)

 

など、相手との関係や状況を考慮しながら、丁寧な言い回しに変えていくことをおすすめします。

 

塩を取ってもらうシーンでは使いませんが、もっと大きいことをお願いする場合には、

"Is it possible to do this ?" (そうしてもらうことは可能ですか?)

なども使えます。

 

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ネイティブ「っぽい」表現には注意が必要

wannaはビジネスでは使わない

want to の略語であるwanna はネイティブもとてもよく使う表現です。

覚えるとつい使いたくなりますが、ビジネスやフォーマルなシーンでは、使うのは控えた方が良いです。

 

"Do you wanna have some cake?"は、日本語だと「ケーキ食べる?」くらいのニュアンスです。大切なシーンで使うと失礼にあたってしまいます。

"Would you like to have some cake?"(ケーキはいかがですか?)

と聞くと、しっかりした大人の英語になります。

 

カジュアルすぎる挨拶表現は使わないよう注意

ネイティブが使うフランクな挨拶表現に

"What's up?"(どうも、やぁ)

"How's it going" (どんな感じ?)

などがあり、使いこなせるとカッコ良いですよね。

 

ただし、これらの表現はとてもカジュアルなものなので、ビジネスの場には相応しくありません。

陳腐な表現であったとしても、

"Hello. How are you doing?"

"Hi. How are you?"

というほうがしっかりした印象があります。

とくに仕事の場では、ネイティブっぽい表現にこだわるよりも、「言い方が丁寧なこと」のほうが大事です。

 

日本人があまり使わない=良い表現ではない

ネイティブっぽいと思って使った表現が実は低俗なスラングだったということもありますので、新しい表現を覚えたときには、それがどんなシーンで使われていたのかも同時に押さえておいてください。

「洋楽の歌詞から拾う英語」には、スラングが多く含まれている可能性が高いので、注意が必要です。

 

「教科書に載っているつまらない英語」だと思っていても、実際に使ってみると「とてもきれいな英語」「丁寧で印象が良い英語」と褒められることもあります。

 

ネイティブが使う新しい表現にはいわゆる「若者言葉」も多いため、珍しいからとシーンを考えずに使いすぎるのは控えてください。

 

略語を使わないだけでも、「最近の(ネイティブの)若者はそんなにきれいに話さない」と言われることもあります。

幼少期から英語を使って生活していた場合を除いて、完全にネイティブのように話すことは不可能と言えます。

どんなに英語力を磨いてもどちみち「ネイティブの英語」になれることはないため、「丁寧で綺麗な英語」で勝負したほうが、とくにフォーマルなシーンでは有利です。

 

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よく使う表現も、使いようによっては失礼に

Do you understand?は目上の人には使わない

自分の話している内容を相手が理解してくれているか確認するとき、

 

"Do you understand what I said?"(今言ったことを理解してくれましたか?)

"Do you know what I mean?"(何と言っているか分かりますか?)

 

と言ってしまいがちです。

 

ただ、これらは目上の人に使うと失礼にあたる表現です。

喧嘩や言い合いになったときに、念押しで使うこともありますので、

ただ相手に理解してもらえるのかを確認したいシーンでは、使わない方が無難です。

 

"I hope you get it."((話の内容を)理解してもらえていたら嬉しいのですが)

というと、謙虚な雰囲気でナチュラルに確認することができます。

 

very niceは皮肉っぽく聞こえることも

相手のことを褒めたいとき、雰囲気をよくしたいときに、very nice! と言ってしまいがちです。

実はniceはあまり良い褒め言葉ではありません。

「(ほんとうは良いと思っていないけど)まぁいいんじゃない」というニュアンスも含んでいるため、本当に褒めたいときは避けた方が良いです。

代わりに

Fantastic! 

Amazing!

Perfect!

 

などを使うようにしましょう。

 

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まとめ

日本語と同じように、英語も状況に合わせて使い分ける必要があります。

とくに難しい単語や長い言い回しを使わなくても、ちょっとしたポイントに気を付けるだけで、英語表現がぐっと洗練されてきます。

ここで紹介した表現はごく簡単なものばかりなので、ぜひ会話に取り入れてみてください。