新元号が令和に決定!海外に住んでいるとき年号で困ったことのアレコレ
新元号が令和に決まったばかりですが、今はほとんどの国で元号(年号)が廃止されており、日本ならではの文化になっているようです。
筆者が海外に住んでいるとき、年号(和暦)のカラクリには結構苦労させられました。
なくせばよいのに!と思ったことも実は多々ありますが、文化的なことをみると、簡単になくせば良いというわけでもなさそうです。
ただ、海外に暮らす日本人の多くはこの年号を紛らわしいと感じていそうです。
今回は、海外に住んでいるとこの年号がどのように厄介なのかを紹介しながら、できる対策も一緒にまとめてみます。
海外にいると今が和暦で何年なのか分からなくなる
まさにコレなのですが、筆者も日本の学校に行っている頃は、今が平成○年なのかは普通に分かりました。
しかし、海外で暮らすようになると、和暦は普段の生活では全く使いません。
生活上で使う機会がなくなると、人間本当に簡単に忘れてしまいます。
最初のうちは覚えていても、2・3年経った頃から分からなくなりますね^^;
海外にいて、年号(和暦)が分からなくて困ることとは?
生活拠点が海外にあれば、別に和暦が分からなくても困らないのでは?と思いますよね。
しかし、住んでいる場所は海外でも、日本人であることを放棄しない限り、海外に住んだとしても年号(元号)で困ることは結構ありました。
一見不思議ですが、結構必要になる機会があるのです。
公的な日本の書類は和暦で書かれている
結婚するときの書類に元号が登場!
国際結婚の場合両国で結婚の手続きをするのですが、日本の書類は日本から取り寄せるのはもちろん、日本の役所にも必ず直接届け出る必要があります。
そのとき、西暦ではなく和暦で記入することになります。
日本の役所に行けば早見表があったり、聞けば教えてもらえるためそこまで困らないのですが、「今は和暦で何年ですか?」と聞くのは結構ためらいますね^^;
筆者の場合、海外側の手続き前にも日本の書面を郵送で取り寄せ自分で翻訳しました。
そういったときに、その都度インターネットで調べなくてはいけないため、少し不便さを感じました。
結婚以外でも、日本側の公的書類が必要な手続きでは同じことがおきます。
免許証の更新の時期が分からなくなる
ちょっと調べなければいけないのと違い、一番困るのはこれです。
日本の免許証を使うことは、海外にいるときはほぼないのですが、完全に免許を返却してしまうと、何かあった時に免許の取り直しになってしまいます。
これからの人生を考えた時、「日本の免許を取りなおすことはほぼ不可能」なため、渡航費を払って数日の日本滞在をしたとしても、維持していたほうが良いという考えです。(あくまで今のところですが)
海外滞在者の場合、数か月程度であれば前後の融通が利くため、5年に一回の更新時には必ず一時帰国の日程を組むことにしています。
そうなると、1年以上前から帰国の日程を考え始めることになります。
上手く組まないと、一時帰国が不可能になってしまう可能性もなきにしもあらずです。
渡航費がかかりますので、可能であれば日本でのいくつかの用事を抱き合わせたいところです。
(親族の冠婚葬祭など)
そのくらい免許証がいつ切れるかは大切なのですが、日本の免許証を見ても、年号を使った和暦でしか書かれていません。
今が平成何年なのか分からないため、免許証が切れるのが何年後なのか分かりません
海外側の用事はすべて西暦で覚えており、すべて西暦で計算しています。
そのため、平成○年と書かれた時点で、全く分からないといった状態になります。
すぐに調べればよいのですが、忙しいときだと免許証について考えること自体を諦めてしまいます^^;
ただし、これについては、今後は西暦と元号 の併記になることに既に決まったようです。
これからも日本の免許の維持し続けたい筆者には、とても嬉しいニュースです。
家族の生年月日や年齢
和暦(年号)での子供の生年月日が分からない
筆者は日本で生まれ育ったため、年号を使った和暦で自分の生年月日は分かります。
しかし、子供は海外で生まれ育ったため、和暦(年号)を使った生年月日は分かりません。
今が和暦何年なのかもよく分かっていなければ、子供の歳を引き算して出すこともできません^^;
日本に一時帰国した際、子供が病院にかかったことがあったのですが、子供の生年月日を和暦で書く欄がありました。
病院には早見表もないため、「今和暦で何年ですか?」と聞くか、「西暦しか分かりません」というのかのどちらかになってしまいます。
一般の病院でとんだ質問をしなければなりません^^;
自分の親の歳が分からなくなる
海外に住んでいるときでも、親の節目のお祝いごとは日本式で、直接会えなくてもせめて贈り物などはしてあげたいと思っていました。
そうすると、親の歳をきちんと把握していないといけないのですが、筆者の親世代の多くは、生年月日を和暦(年号)で、「昭和○年生まれ」といいます。
自分の子供の場合とは逆で、親の生年月日だけは和暦で覚えていたのです!
そうすると、西暦からの引き算ができなくなります。
海外にいても「親の歳」をはっきり計算したいときは、今何年なのかを和暦に換算することになります。
しかし、平成と昭和の切れ目と誕生日月の切れ目もあり、かなりややこしいことになります。これから令和になるので、この件に関してはさらに分かりにくくなりそうです・・・
ウェブにある「年齢早見表」などを利用するしかなさそうですね。
元号で困ったこと まとめ
まだまだ日本、特に役所や学校関連では、和暦(年号)が使われていきそうです。
海外とつながりのある人には不便な部分も多いですが、ウェブサイトなどを上手に使って対処するしかなさそうです。
令和になってからは日本でも元号に対する認識も変わりそうです。
これから日本がどう変わっていくのか興味深いですね。