トライリンガル目線での英語!子供の育て方 バイリンガル日記

国際結婚し長い海外生活を経た筆者の目線で、英語(多言語)や子育て、音楽を主なテーマとし、役立つ情報や社会への想いを綴るブログです

夏休みの貯金箱の工作は難しすぎる!?子供の頃の本音と現在の方針

小学生は長い夏休みに入りましたね。風物詩(?)とも言える夏休みの宿題。

なかでも工作系は時間も手間もかかる大物ですよね。

筆者が子供のころ、図画工作・美術系の宿題にはかなり苦手意識がありました。

作文は得意なほうでしたが、絵・工作だけはなんとも^^;

反面、娘は工作や絵はわりと得意なようで、筆者が昔できなかったことを難なくこなしています^^;

実は筆者が子供のころ、「貯金箱」の宿題には苦い思い出があるのです。

いつかこの想いをどこかに書こうと思っていたので、今回は筆者が子供時代に感じた本音を、現在の娘の様子と照らし合わせながらまとめてみます。

 

 

貯金箱

貯金箱の宿題への懐疑的な気持ち

まず筆者の家庭環境ですが、当時両親が働いており、今となっては当時は時間的な余裕もなく、かなり忙しかったのだと想像します。

祖父母がわりと近くにいましたが、親ほど何でもいえる存在ではありませんでした。

さらに、3人兄弟の真ん中で、筆者が小学生の頃は、下の兄弟にまだかなり手がかかっていたと思います。

 

貯金箱と言われても・・・何をどうすれば良いのか高学年でも分からなかった

筆者は工作がとても苦手で、高学年でも正直何をすればよいのか分かりませんでした。

学校ではざっくりした説明があった程度で、ほとんどが家庭に託されています。

両親は子供からみても忙しく、詳しい経緯は忘れましたが、当時筆者はきちんと相談する(分からないと言う)ことができませんでした。

 

おそらく祖父母に頼み、牛乳パックや空き容器など、簡単な材料を少しもらいました。

家にあったマジックペンや文房具などをつかって、簡単な貯金箱を作って提出したことを覚えています。

貯金箱ですから、とりあえず箱に穴さえ開いていればひとまず原型は作れたことになります。

 

学校で他の子の作品を見てショックを受ける

筆者に工作のセンスがない、両親に上手く言えなかったことそのものも大いに関係していると思います。

しかし、学校で目にした他の子の作品は、

子供目線でもあきらかに

●大人が材料集めを頑張った (宿題の工作を前提に前々からとっておいた)(特殊なルートで入手したであろう材料)(工作のために手をかけて集めた・買った)など

 

●大人も手をかしたであろう作品(完成度が明らかに小学生ではできなくらいレベルが高い)

 

●画材、材料などにある程度お金をかけている

 

という特徴がありました。

 

中には筆者と似たような感じの、子供が苦戦したであろうものもありましたが、

目を引くのは上記のような手の込んだ作品でした。

そして、実際そういった手の込んだ作品が入賞したりもします。

 

貯金箱の宿題は毎年のようにありましたから、上記のような事実を目のあたりにして、この企画そのものに対して、かなりの不信感を感じてしまいました。

 

筆者は「じゃあ来年から自分も大人に頼もう」というタイプではありませんでしたので(笑)、小学校のあいだこの不信感をずっと募らせていました^^;

今思えばだいぶ素直じゃないですが、実際に子供時代はこんな感じに思っていました。

 

工作

今の娘は、助けなしでできるのか?

娘は工作が得意で好きなようなので、本人の意志さえあれば、昔のことは水に流して(笑)、度を過ぎない程度の一般的な材料であれば準備してサポートはしようと思っていました。

 

ただし、筆者は工作が大の苦手なので、材料集め以外の適切なサポートはできそうにありません。

絵or工作は選べるので、このあたりは本人のしたいものをしてくれればと思いました。

 

最初は作りたいと言っていたのですが、実際に一から考えて形にしていくことは難しいようで、途中でやっぱり絵にすると言ってました^^;

ちなみに、昨年も一度は貯金箱を作ったのですが、やはりうまくいかず、ポスターを書いていました^^;

 

貯金箱キットを買うのは反対

上記のようなことで悩む家庭も多いのか、近年は貯金箱の作成キットも発売されていますよね。

たしかに困った時にとても助かる商品だとは思いますが、そもそもの工作の宿題の趣旨とも、貯金箱コンクールの趣旨とも大きくズレています。

 

筆者はそれをするくらいなら完成レベルは下がってもオリジナルの作品を作るか、今の学校では貯金箱をつくるかどうかは選べるので、別のテーマを選んで欲しいと思います。

 

結論

中には子供の想像力とスキルの素晴らしい作品もあるのでしょうが、もう実際にこうなってしまっている以上、子供だけの力でなんとかするのが非常に難しいことのひとつだと感じます。

現代は途中まで作ってあるようなデコレーション等もたくさんありますから、完全に自由な状態で、どこまでオリジナルティのあるものを作れるのか、どこまでをヨシとするのかも難しいでしょうね。

キットなのかオリジナルなのか、ぱっと見た感じ見分けがつきにくいものも多いです。

 

このように筆者自身には苦い思い出、良くない思いがありますが、客観的に見れば子供が造りたいものをつくりたいように作って、本人が納得していれば良いと思います。

ただ我が家の場合は、過度な大人のサポートが必要なものは協力できそうにない、材料費がかかりすぎるのであれば別のものに、という方針にしています。

 

なかにはサポートすることを楽しみにしているご家庭もあると思いますので、そういったケースでは夏休みの思い出として楽しめば良いと思います。

 

これが強制でなくなったことは、学校側の配慮なのかもしれませんね。

宿題