英語・語学の勉強(練習)を毎日続けるためのコツは?子供を見て思ったことのまとめ
英語を始めとする語学の勉強(練習)では、毎日続けることが基本ですよね。
聞いて話すだけなら使っていれば自然に入ってきますが、読み書きもきちんととなると、努力しないことにはなんともなりません。
そのため、海外に住んでいても、英語や現地語が読めない・書けない人は本当にたくさんいます。
我が家では子供が読み書きもできるようにあれこれ試しているため、実際の子供の様子を見ながら試して分かったコツをまとめて紹介します。
毎日のスケジュールに組み込む!習慣を作ることが一番重要
毎日しなくてはいけない勉強(語学の演習)は、スケジュールに組み込んで習慣にすることが大事なのですが、これは分かっているようで本当になかなかできません。
我が家の場合、小学生になったばかりの子にこれをして、きちんと習慣になるまでに半年くらいかかりました。
1年生前後の子供の場合、自分から勉強するような子は少数派で、ほとんどの場合はできないと思います。
習慣化さえしてしまえばそのあとはだんだん軌道に乗ってきますので、この半年程度の期間は、粘り強く子供を導くしかないなと思いました。
時刻+行動で覚えさせる
たとえばですが、18:00~18:30の間は英語の時間などとざっくり決めます。
最初は15分もできたらいいほうだと思います。
子供一人でさせるのは15分、大人と一緒にするのが15分、でも良いと思います。
最初は10~15分くらいから初めて、我が家の場合、数年後の今ではだいたい1時間くらい読み書きの勉強の時間を作ってます。
時刻で決めても、長く続けるうちに大体子供も分かってきますが、それよりももっと分かりやすいのは「行動パターン」で覚えさせることです。
夕飯の前や、夕飯の後、またはお風呂に入った後などというように、毎日の行動パターンが大体決まっていれば、これをしたから今は勉強の時間なんだな、これをする前だから今は勉強の時間なんだな、と分かるようになります。
家族全員で雰囲気を作り出す+勉強の理由も説明する
家族の協力も必要不可欠で、家族全員でこの時間は勉強の時間なんだという雰囲気を醸し出すことも欠かせません。
家族のメンバーの意志がバラバラだと、「絶対にしなければならない」雰囲気を醸し出すことはできません(笑)
また、言葉にしてきちんと「どうして勉強する必要があるのか」を伝えた上で、スケジュールに組み込むとより効果があると思います。
子供とはいえ、ただ単に親にさせられているだけではやる気も出てこないと思うので、我が家では、どうして毎日大変でも少しでもするべきなのかということは、ことあるごとに話して聞かせています。
真面目になり過ぎない、ローテーションを作って気分に合わせて勉強
毎日何か決まったことをするというのは、大人であっても大変なことです。
やりたくない日もあるし、飽きてくることもありますよね。
我が家では、
読解集的なものは種類を変えて数冊
国語ではない教科の問題
本は十冊以上(子供向けのもの)
その他、逃げのアイテム (簡単な書き取りの本や、漫画など)
などを用意していますが、あまり生真面目にはさせていません。
読解集的なものは「自分ができそうと思ったところ、これならしたいと思ったところをする」という風に言っています。
種類がいくつかあるので、同じものをずっとするのではなく、飽きたら違うものをしても良いことにしています。
レベル的にも教材により若干差があるため、できそうな日(子供の機嫌がよく、体力も余っている日)は少し難しいもの、嫌がっている日は簡単なものをするという風に、臨機応変にしています。
でかけていて疲れている日は最悪ナシにすることもありますし、読みたい本を少し読む事だけにすることもあります。
毎日続けるのは本当に大変なことですので、たまには「例外の日」を作ることで、親子ともに縛られ過ぎずに続けていけると感じます。
子供の語学の勉強は「辞めてしまったらそこで終了、なんの実りもない(忘れる一方)」ですので、多少ゆるめでも長くコツコツと続けていることに意味があると思っています。
Usborne My First Reading Library 50 Books Set Collection - Read At Home
イギリスの大手出版社であるUsborneの絵本は、「英語圏で初めて読み書きを勉強する子供たち」にも使われており、使いやすさに定評があります。
綺麗でアーティスティックな挿絵も入っていて、飽きっぽい子供の心もつかんでくれます。
いくつかセットになっているものだと、日替わりで気分に合うものを読めますし、徐々に難易度のレベルをアップさせることができます。
英語を勉強するときは「イメージ」を思い浮かべることも大切なのですが、挿絵の多いこのシリーズだとそれが容易にできるなぁと思いました。
言語はやはり現地の子供向けの教材のほうが優れていると感じます。
(変に訳したり、日本語で考えたりしなくなるため)
Hansel & Gretel (Young Reading CD Packs)
同じUsborneからでも、英語学習者(英語ネイティブ用とは別)向けの絵本だと、CDがついてくるほか、ワークシートをダウンロードすることもできます。
もちろん、オールイングリッシュなので、より教材として使いやすいものを探している場合には、こちらのほうが良いと思います。
ただ、セットではなく一冊ずつ選ぶことになります。
学習者向けの絵本(Learner's Edition)の検索
随時レベルに合った「ネタ」(教材)を仕入れる
子供の読み書きは、急激に伸びることがあります。
そのため、そのときは「これがぴったり」と思った教材や本なども、すぐにレベルが合わなくなる(簡単になる)こともよくあります。
飽和状態になって、使ってもあまり効果を感じなくなっている教材を、ただ単調に続けていることには意義を感じられません。
そのため、常に子供の様子を見て、次はこれをさせたら良さそうと思う本や教材などを、随時取り入れています。
子供も同じものをずっとさせていると飽きてきますので、「このくらいできたらOK」と思うラインに達したものは終わりにして、次の段階に進むと効果があると思いました。
「こんなにできるようになったね!」と子供に伝える
何も手ごたえがない状態では、子供も頑張れないと思います。
「前は全然読めなかったのに、今はこんなにすらすら読めるね!」
「どんどん長い文章を書けるようになってきたね」
といった具合に、数か月前の子供と比べて思ったことを伝えてあげると、やる気が出ているように思います。
他の誰とも比べないで(自分や家族も含む)、ただ子供ひとりだけを見て、感想を素直に言うことが良いのかなぁと、まだまだこのへんは筆者自身も模索中ですが、現段階ではこのように感じています。
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