美術館に子供と行けるのは何歳から?美術館へ行ける年齢と楽しみ方の体験レポ
美術館に実際子供と一緒に行けるようになったのは、小学校に上がったあとです。学校へ入学する頃になると、子供と行こうか迷うケースも多いと思うので、子供との美術館巡りの体験談をまとめてみます。
1歳すぎに挑戦するも撃沈
美術品に興味がある筆者は、実は子供が1歳代のときに一度チャレンジしています(笑)このときは海外だったのですが、とくに年齢制限もなく、ベビーカーのまま入場することができました。
お昼寝するであろう時間に合わせていったのですが、やはり赤ちゃんがずっと静かにしてくれることはなく^^;、気が気でなくこれはダメだと悟ってすぐに外にでました。
美術館の外が公園のようになっていたため、そのときは外の噴水を見たり、夫と交代でミュージアムショップを見たのですが、そんなのもアリかなと思って終わりました。
展示をじっくり見ることは不可能と分かり、それから何年も展示会に行くことはなくなりました。
子供と観れる映画、子供と行けるコンサートなど、別分野でも何かしら文化的な楽しみはありますし・・・
無理して今絵画を見なくてもということで、幼児期が過ぎました。
小学校入学後の美術鑑賞が楽しい
その後年月がすぎ、子供を連れて美術館(日本)へ行ってみようかな?と思えたのが小学校入学後のことでした。
この時点で映画館やレストランなどでの実績(笑 静かにする実績)があり、今なら大丈夫かも?と思えたころでした。
何より、子供自身が絵を描くことが好きで、絵画にも興味を示し始めたことが大きかったです。
私が絵画鑑賞をするところに子供を連れて行く、というより、子供に絵を見せてあげたい、今なら興味深く観れるかな?と思えたタイミングです。
子供本人が興味を持った
予想通り、絵画に大きな興味を持ちました。
最初の頃は近づきすぎてはいけない、絶対に手を出してはいけない、という部分が怪しい様子でしたので、常に見張っていて私も結構大変ではありました。
しかし、美術館では周囲で注意されている大人も結構いて^^;、そういう姿を見て子供も気を付けなければと思ったようでした。
入る前に言い聞かせたり、途中でまた思い出させたりと、初めてのときはいろいろ気を使いましたが、2回目以降はぐっとそうした手間も減り、だんだんなくなっていきました。
最初は注意しなければいけない面倒はありますが、それ以上に子供が自ら興味を持って絵を楽しんでいる姿を見るのが楽しくなってきました。
印象に残った絵画について話し合う
そして楽しいのは、美術館鑑賞後に、印象に残った絵について子供と話し合うことです。自分が好きな絵とはまた別の絵を子供が好きだったり、自分が気になった部分とは別の部分に注目していたりして、話を聞くだけでも楽しめます。
美術作品について大人同士で話合うというのは、私の場合あまりなく、友人だと気を使ってあまり深くは話さないのですが、親子であれば気兼ねなく何でも話せるのが良いですね(笑)
夫は絵画にそれほど興味がないので、大抵は子供と二人で行ける日に行きます。
美術館のあとはカフェで美味しいものを食べながら、娘と女子会(?)状態です。
絵画以外の日常のことも、じっくりゆったりと話す良い機会になりますし、ただ絵画を見に行くだけでなく、娘と向き合う時間にもなっています。
まとめ 美術館に行ける年齢は小学生以上
個人差もあるとは思いますが、これらの経験から、親子で美術館鑑賞を楽しめるのは子供が小学校に上がってからだと思いました。
たとえ成功したとしても幼児期は気苦労の割合が高くなるので、小学校に入ってからのほうがおすすめです。
小学校入学以降の、子供が絵に興味を示し始めたときがタイミングかな、と思います。
物心ついて最初の美術館が楽しければ、その後も一緒に楽しめるようになることでしょう。
ただ、年齢は上がっても、本人が絵そのものに興味がなければ全く楽しくないでしょうね・・・。
ミュージアムショップにはときどき掘り出し物が
ミュージアムショップでは、ポストカードを買うことが多いですが、ときどき掘り出し物が見つかることも。
初めて子供と一緒に美術館へ行ったときは、こんな感じの固形絵の具を買いました。
初めての美術館で気分が高まっていたこともあり、お絵かき熱がさらに上がりました。
この水彩絵の具は紙の上で混ぜることもでき、チューブの絵の具より手軽に塗ることができます。独特の淡い感じの色合いもいい感じで気に入っています。
ほかにも色鉛筆やクレヨン、マーカーペンなどを使って、娘は時間が空くと自由にお絵かきをしています。
絵を習わせたりするつもりはありませんが、心を落ち着かせるための遊びのひとつとして、好きな事のひとつとして大切にしてくれたらイイナと思っています。