雨の日の小学生とのお出かけにもおすすめ!蔦谷書店(T-SITE)の利用方法と感想まとめ
雨の日や暑すぎる日・寒すぎる日は、蔦谷書店(T-SITE)へのお出かけがおすすめです。小学生でも十分楽しめるうえ、ママやパパにとっても嬉しいポイントがたくさんありました。
カフェ代のみで読みたかった本を大量に読んで帰れる、なんとも嬉しい場所です。
まだ新しいシステムなので、子供もカフェ代を払うのか、どんな本を読めるのか(絵本、コミックはどんな扱いか?)、大人の読みたい本も揃っているのかなど、いざ利用しようとすると戸惑う箇所も多いですよね。
この記事ではそんな疑問に回答しながら、親子でのお出かけにおすすめな蔦谷書店を紹介します。
また、三省堂内のブックカフェ(売り場の本を持ち込めるUCCカフェ)との比較もしていきます。
- 本当にカフェ代だけでOK?小学生以下の子も飲み物を頼むべき?
- 蔦谷書店ではどんな本を読めるのか?(絵本、コミックも読める?)
- 大人が読みたい本も揃っている?
- 時間があるときにブックカフェメインで行くのがおすすめ
本当にカフェ代だけでOK?小学生以下の子も飲み物を頼むべき?
基本、カフェ代だけで店内の本がすべて読める
店内にはスタバの椅子が散乱しており、キッズスペースの近くや、スタバのスタンドから離れた場所にもあります。
店内の椅子はすべてスタバの扱いということで、飲み物を購入してテーブルの上の置きさえすれば、店内の本を自由に持っていき読む事ができます。
ビニールで覆われている一部の本(コミックなど)以外の、読める状態の本であればどれでも椅子に座って読んでOKです。
同時に読める本は一人3冊→同時でなければ何冊読んでもOK
店員さんにも確認したところ、同時にテーブルに持っていける本は3冊というルールがあります。
これは、売り場の本を同時にごっそり持っていくことを防ぐためということです。
と、いうことは、同時でなければ3冊以上の本を読んでもルール的には問題ありません。
一冊や二冊持ち込んで、読み終わったら返して別の本をまた読む事は可能です。
筆者が住んでいる地域には三省堂内のカフェスペース(本の持ち込み可)もあるのですが、こちらは一人2冊までで、本を取り替えることはできませんでした。
何冊でも座って読んで良いと言うのは、時間さえあれば本当に夢のようなシステムだと思います。
子供の本はすぐ読めるわりに値段もそこそこするので、とにかく量読みたいときや、読みたい本がシリーズで出ているときには便利だと思いました。
小学生の飲み物は頼むべき?→混雑時は注文するのがベター(席が空いていれば購入しなくてもよい)
筆者は小3の子供と一緒に行ったのですが、利用する前に店員さんに小学生の場合も飲み物を購入するべきか尋ねました。
週末などの混雑時は、飲み物を購入した人の席が優先
とのこと。
店内に人が多く、確実に席を確保したいときは、注文するのがよさそうです。
ただ、筆者が平日に訪れたときには席がたくさん空いていたため、自分のドリンクのみ注文して様子を見ました。
子供は最初の10分ほどは2人席の椅子に座っていたものの、すぐに近くのキッズスペースへ・・・
最初は「あそこは赤ちゃんの遊び場だから」と自ら言っていたのに、やはり椅子にじっと座っているのは退屈なようです。
キッズスペースだと寝転がって読んだり、楽に体勢を変えられます。
子供向けに作られたキッズスペースはカラフルでデザインも素敵なので、ただ本を読んでいるだけでも非日常を味わえるみたいです。
混雑時はきちんと2人分頼んだほうが、大人も安心して本に集中できると思いますが、かなりの席が空いているケースであれば、頼まなくてもとくに何もないですし、お店側でNGということもなさそうです。
空いていて長時間滞在する場合、最初に2つ頼むのではなく、飲み切ってからもうひとつの飲み物を買い、子供の飲めるドリンクをちょこちょこシェアするのも手だなぁと思いました。
子供も本や素敵なキッズスペースに夢中でそんなに飲み物には興味を示しませんし^^;
また、小学生が2人で、ほとんどの時間をキッズスペースですごすのであれば(子供が大人の椅子を使わない)、子供二人でドリンク1つをシェアというのもアリなのかなぁと思いました。
実際、スタバの飲み物は結構大きいので、小さい子でトールサイズは飲み切れないと思います。
普通のスタバなので三省堂内カフェよりも価格は良心的
蔦谷書店にメイン(本を読む為に注文する)として入っているカフェは普通のスタバなので、価格も一般のスタバと同じです。
コーヒーやラテなどであれば,約400~500円程度で飲めます。
(ドリップコーヒーやショートサイズ(小さいサイズ)であればもう少し価格が下がります)
フラペチーノなどデザート系の飲み物だと600円くらい~です。
三省堂内のUCCカフェは、本を持ち込める代わりにかなり高めの価格設定で、一番価格の低いドリンクで620円くらい~でした。
さらに、小学生であってもドリンクは一人一杯必ず注文するきまりなうえ、小学生が長時間じっとしていられるような雰囲気ではありません。
1、2冊くらいなら、頑張ればなんとか読めるかな程度の雰囲気です。
この比較からも、蔦谷書店は価格面でかなり良心的だと感じました。
蔦谷書店ではどんな本を読めるのか?(絵本、コミックも読める?)
店内の本を自由に読めるといっても、一部ビニールで覆われており読めない本があります。ここでは、絵本やコミックは読めるのかという疑問に答えます。
絵本は基本ビニールに包まれている→見本は持ち込んでもOK(読んだらすぐ返す)
蔦谷書店の客層には小さい子供も多いようで、ボロボロにならないようにする配慮なのか、絵本や人気の図鑑系などは基本ビニールに包まれていました。
絵本や図鑑系の本がビニールに包まれていることは、他の書店ではあまりないため、絵本しか読めない年齢の子供だと、他書店よりも自由に読める本が少ないと感じる可能性もあります。
しかし、ひとつの本につき一冊は必ず見本が出ており、この見本をキッズスペースや(大人が)ドリンク購入したテーブルに持って行って読むのはOKだそうです。
絵本だと一冊読むのにそんなに時間もかからないので、読んでからすぐに戻せば、「読めない本」はありません。
(混雑時は見本も他のお客さんと譲りあって読むこととなります。)
我が家の子は小3なので、絵本以外にも読める本がたくさんありました。
絵本ではなく、文字数が増える小説などは、ほとんど自由によめるようになっていました。
漫画(コミック)はすべてビニールがしてありますが、例外として児童向けの伝記漫画だけは、読める状態になっていました。
我が子はこの伝記の漫画や伝記本、「学校では教えてくれない大切なこと」シリーズが好きなようで、次々と読んでいました。
学校では~シリーズは小学校低・中学年の子に人気が高いようなので、これが読めるだけでも嬉しいですよね。
コミックは読める?→コミックは基本封がしてあり読めない
他の書店と同じように、コミックにはすべてビニールで封がしてあります。
漫画だけを読みたい方には向かない書店です。
大人が読みたい本も揃っている?
筆者が初めて蔦谷書店に行ったとき、目的はいくつかのジャンルの専門書でした。
正直に言って、専門書の類の品ぞろえはかなり薄いと感じました。
音楽関連の専門書も読もうと思っていたのですが、これに関してはまったく見つかりませんでした。
店員さんにきいてみてもないので、筆者の行った店舗にはほぼ揃えていないようです。
筆者が行った蔦谷書店はファミリー層が多い場所だったので、立地的に需要がないというのもあると思います。ひょっとしたら店舗ごとに少し違うのかもしれません。
ただ、なぜか美術(アート)関連や車の専門書は豊富にそろっていました。
アートに関しては対象が分かりませんが、車についてはファミリー層のパパを狙っているんだろうなと感じました。
話題の本やビジネス書、旅行やレジャー関連の本、コンスタントに売れる定番どころ、児童書籍、ママを狙った実用書は豊富に揃っている印象でした。
全体的にファミリーをターゲットにしているのだと強く感じるラインナップです。
外国文学の結構マニアックな読みたい本を探したところ、これまた見当たりませんでした。
読みたい本がことごとくなかったため、筆者はひたすら児童書や児童文学を読みました。下手したら児童書のほうが専門的といえるほど、子供を対処とした書籍は豊富にそろっていました。
専門的な本については、三省堂書店のほうが明らかに多くそろっています。
専門書メインで読みたい場合、がっかりする方もいると思います。
筆者のように、今気になっていた本が一冊もない!というケースもあるかもしれません。
本音はもうちょっと専門書を入れてくれたら最高なのですが、子供を連れて行くということを考えた時、また、ちょっとした家族のレジャーとして考えると優れているとは思います。
時間があるときにブックカフェメインで行くのがおすすめ
どこかに行きたいけど雨が降っている日や、暑すぎてでかけられない日など、時間があるときに蔦谷書店メインで訪れるのがおすすめです。
筆者はレジャーがてら半日近くいましたが、ゆっくり2冊ほど読んだうえ、気になっていた本をいくつか斜め読みできました。
子供も伝記漫画や読みやすい本を含めてですが、10さつ近く読んでいたと思います。
空いていたのでキッズスペースに目のとどく席に座れ、子供の様子をみながら、お互いにほどよい距離感で読書に没頭できました。
娘も私も本が好きなので、2人で行く場所としては最高の場所だなぁと思いました。
完全に遊びですが、さりげなく読んでほしい本に興味を沸かせることもできるのでよかったです。
娘は「あそこの本屋さんまた行きたい!」といっているので、また2人の時間がたっぷりとれることがあったら出かけたいなと思いました。
遊園地や動物園、プールなどに連れて行くより、自分の気持ちもかなりラクですし(笑)、アウトドアより読書が好きな方にはかなりおすすめです。