トライリンガル目線での英語!子供の育て方 バイリンガル日記

国際結婚し長い海外生活を経た筆者の目線で、英語(多言語)や子育て、音楽を主なテーマとし、役立つ情報や社会への想いを綴るブログです

すみっこぐらし 小学英単語カードの裏ワザ 口コミをしながら上手な使い方を紹介

小学生の子供が急に欲しがった「すみっコぐらし 小学英単語カード」。

すみっこぐらしのイラストが本の中にもたくさん描いてあり、とにかく可愛いのです。

この本の内容は完全なる「英単語帳」で英語の勉強の内容のみです。

肝心の内容のことなど分からず、ただすみっこぐらしが可愛いからこれが良いという子供・・・^^;

中を確認したところ、昔の中高生が使うような「片面に英単語・裏面に日本語訳」のリング閉じ英単語カードが作れるしくみになってました。

発音の仕方も、英単語のスペルもまだ怪しい小学生が使うにはあまり向いていません。

 

最初はまったく気が進みませんでしたが、可愛いからこれが欲しいという子供に、まぁ勉強の本ならいいかと買ってみました(笑)

内容は微妙ですが、この本のすごさはとにかく可愛く、すみっこが好きな子供の心を掴むところです(笑)

今回はこの本を効果的に英語の学習に使う方法を考えてまとめていきます。

すみっこぐらし

 

 すみっコぐらし 小学英単語カード 効果的に使う裏ワザ

小学生に使わせようとして、まず困るポイント

音声が出ない

単なる単語帳なのでこの本だけ買っても音声は出ません。

文字を見て発音できるフォニックスの基礎がある状態、または発音記号が読めるケースでないとあまり役に立ちません(発音記号は記載されています)。

逆に言うと、ある程度基礎ができている子供で、日本語と英語の訳を覚えたい人であれば結構使えます。

 

カタカナ表記が微妙

英語の下に全単語、カタカナで読み方が書いてあります。

初めて英語に触れる場合はとっかかりにはなるかもしれませんが、このカタカナ表記はちょっと微妙です・・・

 

日本語訳を覚えるだけの作業が微妙

日本国内でのみ、日本語を使う人が日本語で作った英語のテストを受けるなら、日本語訳を覚える作業も必要かと思います。

しかし、英語で英語を読んだり聞いたり話したり、を目指したい場合には、日本語訳だけを覚えることは妨げにすらなってしまいます。

 

 

すみっこぐらし英単語カードをどう使えば、本当の英語力がつく?

すみっこぐらしでこの英単語カードに興味を持った子供に英語を覚えさせるときの、日・英の対訳を覚えるカードとしてではない、他の使い方を考えてみました。

 

発音をウェブ辞書で確認する

最初のうちにカタカナを参考程度に見るのは仕方ないとしても、問題はカタカナしか情報がないために、カタカナのまま覚えてしまうことです。

一応発音記号もついていますが、発音記号までしっかり分かっている小学生は少ないと思います。

 

ということで、カタカナ以外の情報があれば良いのです。

タブレットで使える辞書アプリなど、スペルを入力すると発音が聞けるウェブ辞書を活用します。

いろんなアプリ・ソフトがあるので何でも良いのですが、使いやすいアプリのおすすめはWeblio英語辞書です。

すみっこぐらし小学英単語カードに出てくるほとんどのワードは、このアプリで発音を確認できます。

 

すべての単語の発音を、こうしたウェブ辞書で発音を確認することにします。

単語に出会った第一段階でこれをすると、カタカナに頼らない発音を覚えられます。

最初のうちはカタカナは残しておいても良いですが、ある程度発音が分かるようになってきたら、カタカナをマジックペンで消すと良いです。

英語のスペルをみただけで、きちんとした発音ができるか?

こっちのほうが日本語の対訳を覚えるより役立つと思います。

それほど難しくない簡単な単語ばかり・・・

文字→発音を覚えることで、自然にフォニックスの勉強をしていることになります。

 

英単語カード

発音を覚えたら次は意味→日本語訳ではなく、イラストで覚える

裏側の日本語訳を覚えさせるという作業はせず、覚えたかどうかの確認はイラストでします。この本に載っているのは名詞が多いので、名詞に関してははイラストでほぼクリアできるはずです。

 

日本語訳は、最初の時点で確認のために見るのは問題ありません。

意味を全く知らないことには、始まりませんので・・・

 _____________

たとえばbeachという単語を覚えたいとします。

beach の対訳、本では「はまべ」となっていますが、イマイチぴんとこないです。

 

 

Beachの訳は「はまべ」でも「浜辺」でも「砂浜」でも、「ビーチ」であっても、自分がもっとも分かりやすいものでよく、訳の日本語をどれにするかには全くこだわらなくて良いです。

 

はまべにするか砂浜にするか、ビーチにするか考えるより、

ビーチ

こういうイメージで覚えた方が一発で覚えられます。

このイメージを浮かべるためのメモを、イラストで描いておきます。

beachであれば波と貝殻のイラストなど・・・

 

そして、覚えたかどうか確認(簡単な自己テスト)をするときに、メモとして書いた簡単なイラストを日本語訳の代わりに使います。

簡単なイラストを見て→英単語が自分で書ける 

練習をしていきます。

こうすることで、訳を覚えるのではなく、イメージがぱっと頭に浮かぶようになります。

 

ただ書くだけではなく、自分で書いた英単語を、英語の発音で発音できないといけません。これを続けると、スペルと発音が一致するようになっていきます。

 

 

ウェブ辞書を使う時のキーボードはqwerty配列にしておく

子供にウェブ辞書を使わせるとき、配列をqwertyにしておけば相乗効果があります。

タブレットスマホでも簡単にqwerty配列にできますので、これをするだけで英語のキーボード配列を自然に覚えることができます。

英語の配列を覚えることは必ず将来役立ちます。

 

同時に、小学校3年生以上であれば日本語もローマ字打ちに慣れさせることもできます。ローマ字打ちは英語の配列をそのまま利用しますので、ブラインドタッチに繋がります。

タブレット端末ではキーボードは打ちませんが、配列はそのままなので、パソコンを使うようになれば、慣れるだけでブラインドタッチができるようになります。

 

ある程度名詞を覚えたら、次はカードの組み合わせ

710の英単語が載っているすみっこぐらしの英単語カード。

 

英単語(名詞)をある程度覚えたら、次は単語の組み合わせを作ってみるのがおすすめです。ただひたすら単語を覚えるのは限界があるからです。

 

この英単語帳には形容詞も載っています。

たとえば形容詞の部分から、

delicious 

spicy 

sweet

long

をピックアップします

 

そして次は名詞をいくつか

strawberry (いちご)

cucumber(きゅうり)

curry (カレー)

way(道など)

を選びます。

 

こうしたカードを組み合わせてみて、正しい組み合わせとダメな組み合わせを見てみます。

 

○delicious

delicious strawberry もdelicious cucumberも、delicious curryもアリですよね。

ただし、delicious wayはナシなことは明確です。

こうするとdelicious が何を表すのか分かりやすいです。

 

○spicyはどうでしょう?

spicyはこの場合spicy curry のみOKです。

wayは論外ですが、spicy strawberryもspicy cucumberもナシですよね。

spicyの和訳は結構まどろっこしくて、「薬味のきいた」とか「香辛料のきいた」「スパイスのきいた」などが多いです。

spicy curryとすれば、カレーの味を想像しやすいので小学生にも分かりやすいですよね。

spicyを覚えるときは和訳などどうでもよく、spicy curryとセットで覚えておくほうが良いのです。

ほかにもspicyと組み合わせられる単語が見つかれば、いくつか一緒に覚えておくことでより忘れにくくなります。

もしここでもイラストを使うなら、spicyの横にはカレーのイラストを着けておくと良いです。

 

カレー

○sweet

sweetはこの場合strawberryにだけ使えます。

これもsweet strawberryとしておくと分かりやすいです。

strawberry だけでは明確でないので、sweet candyなども一緒にしておくと良いです。

sweet の場合は食べ物以外でも使えるので、余力があればsweet dreamやsweet love なども付け足してみます。

  

○long

long はlong wayとlong cucumberはいけます。

同じ食べ物でもlong strawberryはナシですよね。

こうしてみるとおのずとlongの意味が分かってきます。

long cucumberとlong way を一緒に覚え、長いきゅうりのイラストをつけておくと分かりやすいです。

 

○cucumber 

今までとは逆に名詞基準で考えてみても面白いです。

cucumberの場合、delicious cucumberとlong cucumberがOKです。

 

本当はすみっこぐらしの英単語学習機用だった・・・

この英単語カードを買ってから知ったのですが、本来は英単語学習機と一緒に使うためのカードでした・・・

 

スペルを自分で言って(appleならa ,p ,p ,l ,e )機械に認識してもらうものでした。

良くできた商品だとは思うので、予算さえ許せば楽しく遊べて結構役に立つとは思います。

ただお値段も結構するので、それだけのすごい内容かと言われるとうーん・・・

小学生よりもっと小さい子ならいいのかもしれません。

 

 

発音を聞くならウェブ辞書でもできますし、自分で書いて実際に使うことがなければ、ゲームをいくらクリアできたとしても、やはり忘れてしまいます。

 

この学習機を使わずに英単語カードを使いたい、もっと効率的に英語を、という場合には、上記の使い方も試してみてください。

 

www.sararalife.work