日本の年越しの風習は海外ではどう思われている?国際結婚後の年越しの実録と感想
結婚後、日本の年越しからしばらく離れていました。やはり、年越しの風習・感覚というのは、日本独特なものだと強く感じます。
海外でも1月1日は休みのところが多く、大みそかの夜にカウントダウンイベントがあるところも多いです。
しかし、結婚直後に海外で感じたことは、「感覚が全然違う」ということでした。
国や地域、宗教、個人の考えなどにより、若干の違いはあると思いますが、日本の年越しの感覚のもつのは、やはり日本人だけなのかな、と思います。
筆者は結婚前、以下のような考えを持っていました
日本の年越しにまつわる思考
●大晦日には年越しそばを食べ、できれば家族そろって年越しする
●12月31日の24時を過ぎたら「あけましておめでとう」と言う
●12月31日の24時を過ぎてから、初めてするすべてのことに大切な意味がある
「初○○」という感覚
●1月1日はなるべく新しい服を着る (この機会に普段着を変えるなど)
●大掃除は遅くとも12月31日に終わらせたい
この考えが、結婚によって大きく打ちのめされます(笑)
国際結婚したパートナーの思考
●年越しそばをたべ大晦日を家族で過ごす
→そもそも仕事が休みでないこともしばしば・・・
年越しそばって何?
●24時を回ったら「あけましておめでとう」
→その時間にはすでに眠ってしまっていることも多い
なんで夜中におめでとうと言う?という反応
●初○○という感覚
→全く理解されず、どうしてそんなにこだわるの?と・・・^^;
(1月1日に新しい服を着るも同じくよく分からないらしい)
●大掃除
→もっと暖かくなってからにしたら、と・・・
こんな感じで、無理解というよりは、感覚がよく分からないという感じでことごとく却下されていきます。
理由を含めての細かい説明&日本での体験で少しずつ日本人の感覚もわかるようになったようですが、やはり、日本で生活をしないと分からない感覚なのかなと思いました。
海外で過ごすうちに年越しの感覚が薄れてしまう
新婚のころは理解を促そうと躍起になっていた時期もありましたが、今となっては筆者自身が比較的どうでもよくなってきました^^;
年越しそばはうどんなどで置き換えたとしても食べたいですが、大みそかに夜更かししてまでも年越しにこだわらなくても良いかなと思えてきました。
初○○にこだわるより、その時その時を大切にすればいいやと最近は思っています。
カウントダウンイベントなどは若い世代が多いですし、国全体をあげてのイベントというよりも、ごく一部の人たちのお祭りに近いものだと感じます。
まとめ
筆者が「日本の年越し」について考えていたことも、もうだいぶ前のことですので、最近の日本はもしかしたら違うのかもしれません。
よくよく元をたどれば、筆者がそのように考えていたのは、両親や祖父母の影響もかなりあると思います。家庭によっても違いがあるかもしれません。
日本人にとっては古き良き感覚で、これからも大切にされたらいいなと思います。
ただ、海外で生まれ育った人にはなかなか通じない感覚なので、ルーツやそのように考える理由を説明できるようにしておくといいかもしれません。