トライリンガル目線での英語!子供の育て方 バイリンガル日記

国際結婚し長い海外生活を経た筆者の目線で、英語(多言語)や子育て、音楽を主なテーマとし、役立つ情報や社会への想いを綴るブログです

年賀状が面倒になってしまう理由を発見!年賀状は自発的に送ってこそ価値がある?

久々に日本で年末年始を過ごしたことで、周囲の人の年賀状に対する感覚・文化も少しずつ変わってきていると感じました。以前は年賀状でのやりとりが盛んだった60歳以上の世代でさえ、亡くなった親世代の年賀状に困惑したり、辞めたり減らしたり、メールにしたりなど、「面倒くささ」が先立っているように感じます。

確かに面倒で不要な部分もあるのでしょうが、年賀状そのものを否定するのもまた違うように思います。

筆者は一度年賀状を全部やめているのですが、やめてから新たに年賀状に触れたことで新しい発見もありました。その中で、年賀状が疎まれる「理由」も見えてきました。

今回は、年賀状の良い面と悪い面をみながら、年賀状に関する個人の考えをまとめて書いてみます。

 

 

年賀状

小学校で年賀状・寒中見舞いについて習った

小学生の子供は学校で年賀状や寒中見舞いについて習ってきました。

 

初めての年賀状は好反応

子供は、初めて年賀状をお友達とやりとりできることがとても嬉しい様子でした。

絵や文章を一生懸命考え、住所を苦戦しながら書いて、お正月はドキドキしながら年賀状が相手から届くのを待っていました。

実際年賀状が届くととても嬉しそうに読んでいました。

 

大人目線ではいろいろと面倒なことも多い年賀状ですが、こんなにワクワクドキドキできるなら年賀状も捨てたものではないと思えます。

本来はこういった良き習慣が、枚数が増え、一度出すとずっと出さなければいけないような義務感から、負担のほうが増えていったのでしょうね。

それだけ日本には真面目な人が多いのかもしれません。

 

自分の年賀状は?

さて筆者自身ですが、結婚して海外に行った時点で友人・知人との年賀状のやりとりは一切していません。

しかし、筆者が年末年始日本にいると知っている親しい方のなかには、それでも送ってくれる方は有難いことに存在するのです!1枚も出していない時も送っていただけると言うのは、なんという優しさでしょうか。

こういった方には1枚ずつポストカードを選んで、手書きで年賀と書いた、手紙なのか年賀状なのだかよく分からない個人的なメッセージカードを送っています。

こういった方はめったにいませんから(笑)、少ない枚数だからできることだと思います。

 

クリスマスカードは?

いわゆる年賀状のやりとりはしていませんが、日本にいるか海外にいるかにかかわらず、海外ベースで知り合った方にはクリスマスカードを送っています。

そのときいる国から国外となる場所へ送る場合は、国際便になるためクリスマスの1か月~1か月半ほど前には贈り終えていないといけません。

 

毎年多くの方に贈り続けているわけではなく、その時に親しくしている人、今連絡を取れたらいいなと思う人など、だいたいは2~3年くらいのペースで送る相手は徐々に変わっています。

 

日本人に贈った場合は大抵、遅れたとしても何らかの形でカードや手紙のお返事を頂けることばかりですが、外国人に贈った場合、カードの返事がメールやITツールでのメッセージだったり、電話だったり、返事がなかったりさまざまです(笑)

 

筆者は送るだけで十分幸せな気分になっていますので、相手に絶対返事を送ってほしいとは望んでいません。そもそも、それを求めたらかなり辛くなります^^;

 

多くの日本人のまじめさ、義理堅さが年賀状離れの原因?

日本ではこういう適当なことができない義理堅い人のほうが多いので、それが年賀状離れにつながっているのかもしれません。

 

「何があっても辞めれない(辞めたら失礼?)」という暗黙の了解の部分が、日本の人々を苦しめているように思えます。

 

昨年の年末はいつになく忙しく、いつもほどクリスマスカードの準備ができませんでした。親しい相手には電話(スカイプなど)をしたり、メッセージをおくったりしましたが(連絡していない相手も^^;)、今後クリスマス前に時間があったらまた送るのもいいなと思っています。

 

義理でしぶしぶ送るなら、無理なくできるメールなどのほうが良い?

こういったことから、単なる義理や辞められないからと言う理由でいやいや書いた年賀状を送るよりは、年賀状以外の部分での付き合いを深めていったほうがいいように思います。

 

個人的には、何10年も年賀状だけのやりとりというのは、あまり意味をなさないように感じます。年賀状がなかったら連絡をしない相手へのハガキを書くより、側にいる人と親密な関係を築いた方がいいような気もします。

いろんな考えがあるので一概にはいえませんが、周囲に年賀状が嫌・大変という人が多かったためそんなふうに思いました。

 

年賀状がきっかけで何らかの発展があれば、それはそれで素敵ですが・・・

 

全自動で作成した、印刷のみの年賀状よりは、たまにする電話のほうが暖かみを感じます。

 

年賀状を全自動にするより、枚数を減らしたほうが良いように感じる

 近年は、表面も裏面もすべて印刷された、業者による作成と思われる全自動の年賀状もよく目にします。

 

住所録のようなものを作成しておけば、毎年同じ相手に送れそうでなんとも便利そうです。

 

しかし、個人的には、こうまでして年賀状を送る意味は?と思ってしまいます。

いくら凝ったデザインの綺麗な年賀状であっても、すべて機械で作成されている時点で、「年賀状作り=一種の仕事」と捉えているように感じられます。

 

年末の忙しい時期にたくさんのハガキを作るのは大変ですから、こうしたサービスが増えてきたのもよく分かります。

でも、そうまでして送らなくとも、何か別の方法で、忙しくない時期に連絡をとったほうが良いのでは?と思えてしまいました。

 

昔は一枚一枚年賀状を作っていましたし、年賀状のやりとりが活発な時代には手動印刷機「ぷりんとごっこ」なるものもありましたよね。あの「ぷりんとごっこ」も、現在は販売停止しているようです。

たしかに面倒だけど、面倒でも時間を作って送りたいと思える相手、送りきれるだけの人数でよいような気がします。(仕事関係などはまた別でしょうが)

そんなにたくさんの相手とそもそも付き合えませんから、手におえるだけの数にしておくのが良いのではと感じました。

 

(※人によっていろんな考え・方法があると思います。今回はあくまでも個人の考えをまとめただけの記事です。)