バイリンガルのライティング!効果があったのはディクテーションアプリ(タブレットやスマホ利用)
問題集やリーディングは大体できるようになっても、最後まで困っていたのがライティングでした。問題集の中に文章で答える問題があると、そこでいつもつまづきます。
スペルミスありすぎ!!!もはや適当に書いたとしか思えない事が多く、長い間かなりこまっていました。それが一年くらい経過してようやくできるようになってきたので、今日は久しぶりのバイリンガル教育記事(小学生)です。
最終的に困ったのはスペルミス(ミスというより書き方を知らない)
問題集的な勉強だけでなく、普段の生活で必要なちょっとしたメモ書き、手紙(作文)など、文字を書くシーンで困っていたのがスペルミスです。
ミスというより、今は日本にいるので正確なスペリングに触れる機会が圧倒的に少なく、家庭以外で使うこともないため、正しい書き方を知らないというのが実情です。
本・問題集・漫画・動画など、思いつくものは何でも取り入れていましたが、日本に住みながら他国の言葉(外国語)を学ぶというのは限界があります。
学校で習うこともないので、当然正しい書き方も知らないのです。
その部分を家庭でなんとか埋めてあげないといけないですが、これがかなりの難関です。母自身はネイティブでもありませんし^^;
ディクテーションアプリに本腰を入れる
ディクテーションアプリは以前より何種類かダウンロードしていたのですが、子供には少し難しいようで、あまり進まずそのままになっていました。
学年が上がるごとに、普段の学校の勉強だけでも結構大変になり、どんどん言語学習の時間も追いやられてしまいます。
危機感を感じた筆者は、多言語学習のすべて(問題集などの勉強)を一旦ストップさせ、しばらくディクテーションのみに専念させることに決めます。
ディクテーションは難しいから嫌がっていた
ディクテーションアプリといっても、音声で文章が流れ、クリックすると答えが表示されるだけのシンプルなものです。
筆者は完全なネイティブではないので発音が変でしょうから、正しい発音ができるよう便宜上使わせていたものでした。
最初はやはりたくさん間違えていました。
答えを見て自分で直し、同じ問題を何度もすることで正しい書き方(スペリング)を覚えていきます。
しかし、この作業は子供にはかなり苦痛なようで、最初はできない自分を受け止めるのがつらくてかなりの拒絶反応を示します(汗)
知らないのですから、最初はできなくて当たり前なんです。
子供にとって、今この年齢からバイリンガルで生きるってかなり大変だよな、と筆者も思います。諦めてしまうことは簡単なんです。読み書きまでははなから求めない家庭だってたくさんあります。
でも、せっかく人とは違う生い立ちを持っているのですから、ちょっと頑張ればすごい強みになります。
絶対にあきらめないという気持ちを、筆者自身は持っています。
幼稚園レベルの超初歩のものに戻ってみる
拒否反応を示して落ち込んでいる子供にまずしたのは、超初歩の問題に戻らせることです。
幼稚園でもできるような単語、日本語で表すとすれば「おはよう」「おはな」「かわいい」など本当に簡単な問題に戻ります。
ちょっとひらがな(アルファベット)を知っていればできるような問題です。
何日かはこのような超簡単な問題だけをさせます。
「よくできたね、あれ?これもディクテーションだけどちゃんとできてるよ!この調子で頑張ればすぐできるよー」などと励まします。
我が子の場合はこうして自信をつけることで、レベルアップしたいという気持ちが芽生えたようです。
ある程度調子がついてきたら子供にまかせてみる
ディクテーションアプリはレベル別になっていて、どんどん自分で進めていくことができます。
我が家の場合は普通のノートを使っていて、○つけと、できるまでの直しを自分でしたら、ノートを見せることにしています。
途中でいろいろと口を挟むと嫌がるので、ある程度調子がついてきたら、ひとりでする時間も作るようにしています。
ノートをみれば、最初どこをまちがえて、どう直してきたのが分かります。
ただ、ときどきは一緒にして、本当に書けているのか、答えをうつしただけではないことを確認しています(笑)
少しできるようになってくると、子供自身に楽しいという気持ちが芽生えるようです。
ここがポイントで、やはり完全にイヤイヤやっている状態では何も入ってきません。
我が家では、あまりたくさんさせすぎず、でも必ず毎日続けるをモットーとしています。
語学で継続に勝るものはないと思うんですよね。
どんなにできなくても、毎日つづけたら必ず得るものがあります。
ディクテーションアプリは、我が家はこういったタブレットで使っています。
どのようなタブレットでも使えさえすれば良いと思いますが、格安で使いたい場合にはこうしたものがおすすめです。
ディクテーションを続けていくことで、自然と正しい書き方や法則をおぼえる
ディクテーションアプリを使うようになったことで、子供が自然と正しい書き方を覚えるようになりました。
親や先生が直したり、厳しくしたりしたところで、全然頭に入らないです。
違っているときは違っていると自分で認識して、自分の力で(答えを見て)正しいものに直す、これの膨大な量の繰り返しで、正しいスペリングや、文法的な法則が自然と入っていくようです。
筆者が知っている文法的な細かいことも、随時教えてはいますが、最初から外国語という前提で学んだ筆者のような人と、子供のようにもともと言葉を話せる人の場合、やはりアプローチは変わってくるなと気づくことが多いです。
アプリは機種やレベルに合わせて随時ダウンロード
タブレット・スマートフォンの機種、居住国などによって、ダウンロードできるものが違うので載せませんが、英語の場合は"dictation english"などと検索するとたくさんのアプリがヒットします。
子供の場合は"kids spelling"などでもヒットしますが、ゲーム的なものよりは、音声と答えがでるだけのシンプルなもののほうが勉強にはなります。
その時のレベルにあったアプリをいくつか入れておくと便利です。
ディクテーションなどの学習を続けて・・・
漫画や動画など、使えるものは何でも取り入れているのでディクテーションのおかげだけではないですが、最近の我が子はリーディングが恐ろしいほどぐっと伸びました。
1年くらい前はまだ一緒に音読してあげていた気がしますが、最近は絵本なら文字の多いものでもさっと、すらすら読んでいます。抑揚なども正確です。
子供はネイティブなので、非ネイティブの筆者より、今はだいぶ上手いと思います。
こういうことがあると、本当に大変なことのほうが多いバイリンガル育児ですが、頑張って続けていてよかったと思います。
今の課題はライティングですが、こちらも諦めずにコツコツやっていこうと思っています。